良質なおもちゃは子供の栄養

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おもちゃの選び方

成長と遊びの関係&おもちゃ選びのコツ


「子どもの健やかな成長を育ませてくれるおもちゃは?」
「失敗しないように選びたい」「長く遊べるが欲しい」とお考えではありませんか?

少し背伸びをしておもちゃを買ったら難しくて興味がわかなかったり、
簡単過ぎてもすぐに飽きてしまいますよね。

おもちゃ選びはお子さまの成長をよく見つめて選ぶことがとても大切です。
「おもちゃ選びは難しい」というお声もありますが、おもちゃの森sapporoでは、
そんなおもちゃ選びが楽しくなるお手伝い出来ればと思っております。








~赤ちゃんの成長とおもちゃの関係~



◆生後0ヵ月~6ヵ月の赤ちゃん


赤ちゃんのおもちゃ選び 生まれたばかりの赤ちゃんは、全身で大人との関わりを受け止め、全身で欲求を伝えます。抱っこしたり、見つめたりするママやパパの「愛情」が赤ちゃんの成長に欠かせない栄養です。視力はまだ0.1に満たない状態で、生後1ヵ月くらいから少しずつ追視ができるようになっています。

早い動きにはまだついていけないので、動きのあるおもちゃを選ぶのであれば、ゆっくりとした動きのものを。天井や壁に吊り下げるおもちゃ、床におくおもちゃなど、さまざまありますが、赤ちゃんが見える位置に置いてあげることも大切です。一方で、聴覚は生まれたときから発達しているので、オルゴールなど優しい音のおもちゃを用意しておくのもいいですね。

3ヵ月あたりから、日を追うごとに手足の動きが活発になります。見ること、聞くこと、手を使うことが上手になっていきます。握る力もついてくるので、目の前にあるおもちゃに興味を示し、自ら手を伸ばしてつかむこともできます。ただ、つかんだおもちゃと自分との距離感がうまく取れず、おもちゃを自分の顔にぶつけてしまうことも…。

また、手にしたものを口に入れて確認するのもこの時期。ぶつけてもケガをしない柔らかいもの、口に入れても安全なものを選ぶようにしましょう。赤ちゃんがつかみやすいものや音の美しいもので、赤ちゃんの五感を刺激してあげるのもおすすめです。

遊ぶ際は、ただおもちゃを与えるのではなく、少し離れたところにおもちゃを置いたり、見せたりして、「取れるかな?取ってごらん」と、赤ちゃんのチャレンジ精神を促し、退屈させない工夫も大事です。たくさん話しかけながら、一緒に遊んであげましょう。



◆おすすめのおもちゃの種類


*ゆっくりとした動きのおもちゃ
*メリー
*ラトル ガラガラ など










◆7ヵ月~11ヵ月の赤ちゃん


0歳のおもちゃ選び 7ヵ月くらいになると手や指先が器用になり、これまでの五本指が一体になった動きから、指一本一本の動きができるようになります。モノを見てそれをつかんだり、手にしたものを振ったり、叩いたり。あるいは、押したり、引っ張ったりと、目と手を連動させて遊べるようになるのもこの時期です。

運動の発達に合わせたおもちゃを与えてあげるといいですね。さらに、気持ちを通わせてやり取りができるようになる時期でもあります。眼や指差しで、メッセージを送ってくるようになるので、一方通行にならないようママやパパはしっかり見てあげましょう。

8ヵ月あたりにはおすわりもできるようになり、ハイハイで自由に動き回ることもできるようになります。「ブブブ、バババ」など、唇を使った音を発するようにもなり、10ヵ月を過ぎたあたりから、ママの後追いをしたり、人見知りをするなど、情緒面の発達も見られます。モノを指差しながらやり取りするなど、コミュニケーションの質も高まってきます。

テレビのリモコンやティッシュなど、周囲にあるものへの興味もますます高くなる時期です。手にしたものを口に運ぶので、危ないものは手の届くところに置かないなど、安全対策も必要。逆におもちゃを通して、赤ちゃんの興味を引き出してあげることが大切になってきます。



◆おすすめのおもちゃの種類


*布おもちゃ
*クーゲルバーン
*押して遊ぶおもちゃ
*歯固め など









~1歳児の成長とおもちゃの関係~



1歳のおもちゃ選び 乳幼児から幼児期に入り、遊びも変わり目の時期を迎える1歳児。1歳の誕生日を迎えるころになると、不安定ながらもつたい歩きをしたり、高速でハイハイすることに夢中だったり、中には歩き出しているお子さんもいらっしゃいます。また、音楽やリズムに合わせて体を動かすことができるようになるのもこの頃です。

歩行が安定してくると、動きはどんどん活発になりますが、その一方で、少しずつ手先が器用になり、 親指と人差し指で小さなものをつまんだり、積み木を積み上げることもできるようになります。

手には約2万個の物を感じ取るセンサーがついており、そのすべては脳細胞と直結していることから、手は第2の脳といわれています。手を動かす運動は脳を活性化させることになり、特に「親指、人差し指、中指」の3本がとても大切。この3本がどう遊びに関わるかという点も、おもちゃ選びのポイントです。 遊びを通じて、手の機能を育てていけるといいですね。

さらに、この時期になると視野も広くなり、小さなものがよく見え、遠くのものも見えるようになってきます。1歳後半になると、モノを探す、見比べるということもできるようになり、「触って確かめる」から「見て分かる」に成長していきます。

こうした発達の特徴も踏まえて、音のなるおもちゃ・動きのあるおもちゃ・積み木・ボールなどのシンプルなものを基本に、積む、崩す、転がす、投げるといった動きを取り入れて遊んでみましょう。その時の音や物の重さ、質感などを覚え、同じことを繰り返しながら学んでいきます。

それぞれの個性も出てくる時期で、興味も次々と変わり、集中して遊ぶことはまだ先です。お子さんが好きな遊びを思いっきりさせてあげましょう。また、誤飲しそうなおもちゃは手の届くところに置かないように注意が必要です。



◆おすすめのおもちゃの種類


*積み木
*玉入れ
*プルトイ/プッシュトイ
*ハンマー遊び
*楽器(太鼓) など









~2歳児の成長とおもちゃの関係~



2歳のおもちゃ選び 赤ちゃんを卒業し、体つきも幼児らしくスマートになってきます。自我が発達し、着替えや食事など、どんなことも自分でやってみたいと思い始めます。1歳児に比べるとさらに指先も器用になります。

大人の真似をしたがる時期でもありますが、真似をしてもうまくいかない、思い通りにいかないとかんしゃくを起こすこともあり、いわゆる「イヤイヤ期」に突入します。子どもが自分で何かをしようとしてうまくいかなかったときは、大人が「やってあげる」のではなく、見守りながら「ちょっとアドバイスをする」「ちょっとだけサポートする」という立ち位置が大事です。「自分でやりたい」という気持ちを大切にしてあげましょう。

遊びに関しては、目と手を総合的に使う遊びや、「見立てる」力が育つので簡単な「ごっこ遊び」に興味を持ちます。人と関わって遊びはじめる第一歩の時期なので、友達とおもちゃの取り合いをすることもあれば、自分より小さい子や小動物、ぬいぐるみなどをかわいがるようにもなります。

また、ルールを覚えることができるようになるので、おもちゃの片づけや「してはいけないこと」を遊びの中から学んでいけるように促してあげるといいですね。



◆おすすめのおもちゃの種類


*汽車
*型はめ
*ごっこ遊び(キッチンセット)
*ハンマー遊び
*ペグさし遊び など









~3歳児の成長とおもちゃの関係~



3歳のおもちゃ選び 自分の体を思った通りに自由に操れるようになり、言葉の発達も向上する3歳児。大変だったイヤイヤ期もやっと終わりを迎えます。食事や着替え、おしっこの自立が進み、自分でできることが格段に増えてきます。

想像力・創造力の質が上がる時期なので、自らの手でモノを作り出せるようになり、さらにそれを言葉で表現できるようにもなります。音楽やリズムに合わせて歌ったり、踊ったりする表現も上手になる時期です。

そうした成長に伴って、遊びのバリエーションもグンと広がります。自由にイマジネーションを広げられる遊びやおもちゃが発達のポイントになります。男女ともに人気の「ごっこ遊び」は、子どもがストーリーや配役を自由に決めながら、自分の世界で自由に自己表現をしていきます。それと同時に言葉もさらに発達し、会話の質が向上。まさに遊びが子どもの発達を促しているといえます。

ママやパパは、一緒に遊びたいという子どもの気持ちも大切にし、「違う」「ダメ」と言わずに子どもの世界に付き合ってあげてください。また、手を使った遊びと想像する遊びが盛んになるので、折り紙や積み木、お絵かきなど、より創造性を養える遊びも大事にしてあげましょう。

与えるおもちゃはなるべく、自由自在に遊べるものを選ぶのがおすすめです。楽しく遊んでもらうには子どもの遊びたいようにさせてあげることが大切。その中から、意欲と好奇心を引き出すことができるのです。遊ぶおもちゃを指定したりすると、自由な感性に制限を与えてしまうことになりますので注意したいところ。大人には、見守る「余裕」を持つことが必要ですね。



◆おすすめのおもちゃの種類


*ままごとセット
*積み木・ブロック・カプラ
*楽器(ギター・ドラム) など









~4歳児の成長とおもちゃの関係~



4歳のおもちゃ選び さらに自分でできることがどんどん増える4歳児。運動能力がますます発達し、遊びもダイナミックになってきます。保育園や幼稚園など、集団の中での生活時間が増え、社会性も身についてきます。

ところが、急激な成長に子ども自身が不安を感じ、親や周りの大人に甘えたがることもあります。できないことに苛立つ2歳児のイヤイヤ期とは異なり、自分の言葉で話ができるので、どう感じているのか、どうしたいのかをじっくり聞いてあげることも必要です。

集団生活に入ることで、友達と一緒に遊ぶ楽しさを知ると同時に、自我や競争心も芽生え、ケンカをすることもあります。しかし、これも成長には必要なことであり、他者との関わりの中から思いやりやルールを学んでいきます。

ですから、おうちで大人と遊ぶ際には、パズルやドミノなど、ルールのあるゲーム系の遊びもおすすめです。ルールがあることを学びながら、ゲームの中で「勝ったときの達成感」「負けた時の悔しい気持ち」も体験できます。

こうした体験が、相手への思いやりや、人とのコミュニケーション力も育んでいきます。また、ゲームの中には、力の加減が難しいものや、回す、ひねるなど手先を使うものもあります。遊びの中から、普段の生活習慣に必要な動作が発達するといいですね。

この頃になると、個性がはっきりしはじめ、好きなおもちゃや遊びの傾向が分かりやすくなってきます。興味のありそうなことを見つけてあげて、似た要素のあるもの、発展した遊びができるものを選ぶと、より一層遊びに集中でき、子どもの良さを伸ばしてあげられます。



◆おすすめのおもちゃの種類


*ゲーム性やルールのあるもの
*パズル
*ブロック・カプラ
*楽器(木琴)
*ままごとセット など









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